青崩峠道路(トンネル)会派視察

つゆき里江子

2024年07月24日 21:29

【青崩峠道路(トンネル)と水窪地域の現道改良区間視察】

三遠南信自動車道は、長野県飯田市〜浜松市浜名区引佐町間の延長、約100キロメートルの高規格、幹線道路です。
三遠南信(三河、遠州、南信州地域)の県境の多くの市町村が高速交通体系につながることは、地域間交流や連携強化や、災害に強いネットワークの形成、救急医療のため、地域活性化のために大変重要です。
この工事の最難関青崩峠道路(トンネル)と水窪地域の現道改良区間の視察に行って参りました。





国道152号は長野県上田市起点として浜松市終点とする一般国道ですが、長野、静岡県境の青崩峠がある区間は不通区間でした。ここは大断層である中央構造線に沿った土地であり、大変弱い岩盤が分布しています。そのため、青崩峠付近は、崖崩れが多発崩壊も多発する地域です。この厳しい地形、地質の地域で、中央構造線を少し西に避けたとはいえ、大変な工事であったことを、あらためて実感してまいりました。



さらに浜松市としては、国の方針に基づき、152号の現道改良区間の工事を進めています。
この工事は、現道改良と一言で言ってもかなり大変な工事です。大雨などによる通行規制の解除、時速50kmの設計速度のためには、斜面の安全対策や形、幅員など、やるべきことが山積みです。
この大事業が安全に計画通りに進んでいくことを願うばかりです。

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